| 失敗は成功の基 |
| 小学生時代、1年生から3年生ぐらいは |
| 学校の先生からの質問や問題に |
| 活発に手をあげて答えようとします。 |
| でも、4年生ぐらいになると |
| あまり活発には手があがらなくなるみたい。 |
| 答えを間違えたときの恥ずかしさでもあるのか |
| 挙手の数が少なくなるとききます。 |
| 「こんなのもわからないの」 |
| 「こんな簡単なことは間違えないものよ」 |
| 「わからないことは恥ずかしいコト」 |
| 「なにごとも工夫して上手くやりなさい」 |
| あり得ないことでしょうけど |
| もしもご家庭でこんな類の言葉が |
| 頻繁に聞かれるようなら注意が必要ですね。 |
| 上手くやりなさい・・・といわれても |
| 何をどう、うまくやったらよいのか |
| 思いつかない場合もあり |
| 何かをしようとしたときの |
| 尻込みにつながったりもします。 |
| 簡単なことでも |
| 本当はわかっていなかったり、 |
| わかるようにするために |
| どこから手をつけたらよいのか、を |
| わかっていないことを |
| 自分自身がが知っているから… |
| できないに…決まってる。 |
| 失敗するに…決まってる。 |
| できない…で怒られるなら、 |
| 失敗して…恥ずかしいなら、 |
| はじめから |
| 結果を、答えを、出さないで…おく方が…いい。 |
| こんな意識がはたらいたりするかなぁ。 |
| でも、結果はどうあれ |
| とにかくやってしまうことの方が |
| 大事なときがあります。 |
| 少年期ぐらいにはむしろ |
| その方が多いかも知れない。 |
| それでも「やってみよう」という |
| 積極性は大いに評価されるべきですよね。 |
| 正解や成功を出そうと思って |
| 取り組むわけですが、 |
| 出た結果が思わしくないから、と |
| そこを非難してしまうのは避けたい。 |
| 勉強にかぎらず |
| やることの多くは |
| そんなそんなに最初からは |
| 上手くはいかないものだ、と考えて |
| むしろ失敗するのがあたり前、ぐらいに考えて |
| 失敗したら… |
| どうすると失敗するのか…、 |
| どういう時に行き詰るのか…、を |
| しっかりつかんで覚え、次は |
| どうすれば失敗を防げるのか…、 |
| どうすれば成功に近づくのか…、を |
| 考えられるようになっていけば良いと思います。 |
| “失敗は成功の基” |
| 失敗の上の成功は |
| 失敗の無い成功よりも |
| 「失敗の知識」を積み上げた分 |
| 少し強いと思っています。 |
| (千秋) |
