中学生の時から「私は三桜高校で合唱をやりたいです。」、と言っていた女子生徒
が招待券を持って突然遊びに来てくれたのは演奏会(7月22日)の一週間前。
演奏会 前日に、一年以上会っていない友人からの「明日お前のうちに行ってみて
いいか?」との連絡があったのでそれを丁重にお断りして、当日いざ演奏会会場の名
取市文化会館へ・・・。
開演の一時間くらい前から大ホールの入り口前には100人くらいの列ができていました。私たちが並んだあとからも次から次へとお客さんが並び続け開場が待ち遠しい気持ちでした」。
そのとき、私たちの前にいたお母さんとおばあちゃん(と思われる)のわきに高校生ら
しい女の子が何やら入場券を列の横から二人に渡そうとしているのが見えました。お
ばあちゃんは孫を自分たちの並びに招き入れようとしながら私たちの方を振り返り、
「すみません、家族なものですから。」と愛想よく微笑んで暗黙の〔まあいいでしょ
う〕をうまく取り付けた と思ったのでしょう。私も(別に構いませんよ。)と言いか
けところ それと同時に孫から、
「そういう問題じゃねーし!」と一喝されておとなしくなり、開場時間まで孫娘
さんは列を外れたところで待機し入場が始まっておばあちゃんたちが受付まで進んだ
のを見届けてから自分だけは最後尾に移動した模様です。歌を聴く前からほほえまし
くも清々しい一場面を見聞しました。