基礎=簡単 と思っていませんか?

前々回の続きになりますが、解きなおし勉強は成績不振の生徒さんに「せめてこの程度のことくらいはしないとね。」ということで行わせるものではないのです。まったく逆なのです。これから実力を伸ばしていく人や成績が上位の人ほど実行していることです。朝自習のプリントでさえ、答え合わせだけにとどめずに、掘り下げて考えていくことができるのも伸びる可能性をもった生徒たちです。

このような作業で培った力でハイレベル問題に取り組むことができるのです。事実、生徒自身の視界が開けてきたようになりおのずと質問が多くなってきました。入試問題の演習などの時もネバリが見られました。私どもも(生徒と共に勉強をしているのだ)という実感がますます深くなったことを覚えています。今もそうですけれど。

基礎力とは応用問題に取り組む力をいうのであって、簡単な問題をこなすことではありません。言葉のイメージとは裏腹に最重要という意味です。スポーツや芸道も上達すればするほど基本を強く意識するようになるのと同じです。

 

当時の南光台中学校で【塾調査】(通っている塾の名前を言いたくなければ言わなくてもいい)というのを実施したところ、短期間で成績が向上した生徒の中で学習館大越の生徒の割合が高かったためか、職員室で先生に、「そんなにちゃんとした塾に通っているのだからもっとがんばらなければね。」とほめられた生徒もいたようです。「俺、塾の名前を言っただけで何も内容話してないのに褒めてくれてうちの担任わけわかんねーよ。」と口ではそう言いながら顔はほころんでいました。(ちょっと自慢させてください。)

そしてある教師の方から保護者の方を通してですが「その塾の先生にお会いしたい。」というお言葉をいただいたことがあります。

その後、南光台中学校全体で『ミス勉強ノート』を提出させることになった、と、うかがいました。  (塾長)

6月20日(水)

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