ある男子から「先生 受験は個人競技ですかそれとも団体競技ですか。」と質問されたのですかさず「どっちも」と答えました。もちろん周りのことなどどうでもよく自分の学力(テスト力)をわき目もふらずに確固たるものに仕上げていくことが勉強の本筋だとは思います。が,学問を修め世の中の役に立つ人間になってもらいたい と願う教育の一端を担う者とすれば 塾生の皆さんには塾ででも学校ででも磨きあうことによって伸びていって欲しいと考えます。(単なる受験技術の習得ではなく)
positive spirit を常に持っていること
helping each other 互いに助け合い仲間にも自分にもちゃんと
respect 敬意をはらうこと そのことによって
support 学び舎全体の気が生徒ひとりひとりをサポートするこ
とにつながっていく
こういうことが自然に(ふつうに)なってくるように念じいつも授業に入ります。
幸いにも 「こんにちわ おねがいします」 「ありがとうございました
さようなら」と挨拶することを素直に受け入れてくれる生徒さんで助かって
おります。こういうことは学力とは決して無関係ではないことです。今の世の中
心の公害が深刻で〈賢さ〉って何だろうと時折思わせられます。昔読んだ『国家
の品格』という本があります。その中に[惻隠の情]という言葉があったな,とよ
みがえってきました。何気ない生徒の問いかけにはいろいろ考えさせられることが
多いですね。
2018.10.17.(水)